9月13日に三谷幸喜監督の【スオミの話をしよう】が公開されました!
長澤まさみさん演じる「スオミ」を巡る個性的な元夫5人。
ミステリー・コメディとの紹介で話題になっている映画ですが、似ている作品がある?という声がネットで見受けられました。
目次
「スオミの話をしよう」あらすじ
大富豪の妻「スオミ」が消えた。集まったのは、彼女を愛した5人の夫たち。
彼らが語るスオミは、みんな別人。スオミはどこへ消えたのか。一体、何者なのか。
三谷幸喜監督・脚本の最高傑作、極上のミステリー・コメディ
「スオミの話をしよう」に似ている?作品3選
「スオミの話をしよう」に似ていると思われる3作品を調査しました。
悪女について
最近では2023年3月に田中みな実さん主演でNHKで放送されました。
あらすじ(NHK)
実業家、富小路公子(田中みな実)が自社ビルから転落して謎の死を遂げた。公子の実像に迫り悪女小説を書こうと、小説家の梶谷亜弥(木竜麻生)は関係者に取材するが、思わぬ証言の数々が亜弥を動揺させる。離婚歴を知って別れを切り出した再婚相手から慰謝料の豪邸を手に入れ、二人の息子を引き取って暮らし始める。巨額の富を築いた公子の原点は三人の男との出会いから。悪女と呼ばれても貫いた一人の女の生き様が明かされる。
- 1人の女性を複数の人物が語る。
- 多面的な女性像
- ミステリー要素
似ている要素もありますね!ただ、「スオミの話をしよう」はコメディタッチであることに比べ「悪女について」はシリアスな重厚感のあるドラマだったので似ている要素があってもまったくの別物として楽しめそうです。
大豆田とわ子と三人の元夫
松たか子さん主演で2021年4月に連続ドラマとして放送されました。坂元裕二さんによるオリジナル脚本です。
あらすじ(Wikipedia)
建設会社「しろくまハウジング」社長、大豆田とわ子には三度の離婚歴があり、従姉妹の結婚式の際にはひさしぶりに再会した人に間違えて以前の姓で呼ばれるなどうんざりすることもあるが、自身の娘である大豆田唄と2人で安寧に暮らしていた。ある日とわ子は亡くなった母が使っていたパソコンのメールソフトに設定されたパスワードロックを解くため、設定したと思われる元夫たち三人(田中八作・佐藤鹿太郎・中村慎森)に連絡を取らざるを得なくなる。
- 1人の女性に複数の元夫たち
- 夫たちが見る妻の姿がそれぞれ違う
- コメディ要素あり
1人の女性に複数の元夫という点が似ている!というネットの声がありました。
ただし、「スオミの話をしよう」はミステリーコメディ、「大豆田とわ子と三人の夫」はロマンティックコメディなので同じコメディでも全くの別物ですね。
キサラギ
2007年に公開された「キサラギ」自殺したマイナーアイドル・如月ミキの一周忌にファンサイトを通じて集まった5人の男を描いた作品です。
あらすじ(Wikipedia)
某ビルのペントハウスに、互いに面識のない五人の男たち(ハンドルネーム: 家元、オダ・ユージ、スネーク、安男、いちご娘。)が集まった。彼らはD級マイナーアイドル・如月ミキのファンサイトを通じて知り合い、如月ミキの一周忌の為に集まったのだった。
一年前にマネージャーの留守番電話に遺言メッセージを残し、自宅マンションに油を撒いて焼身自殺した彼女を悼むのが会合の趣旨だったが、オダ・ユージが彼女の死因は自殺ではなく「他殺だ」と言い出したことで状況は一変する。
- 1人の女性を複数の男性たちが語る
- ミステリー・コメディの要素
- 一つの空間で物語が進行する
「スオミの話をしよう」では元夫たちがスオミの失踪の真相を探るストーリーですが、「キサラギ」ではファン同士がアイドルの死を巡るストーリーと似ている点は確かにありますが、根本的なテーマは違う気がします。
三谷幸喜の「12人の優しい日本人」も似てる!?
似ている作品がないか調査していたところ、三谷幸喜戯曲「12人の優しい日本人」がありました。
ストーリー(Wikipedia)
陪審員として、殺人事件の裁判に召喚される12名の一般の日本人。裁判後に一室に隔離され表決を取ると、たちまち全員一致で『無罪』と決まった。所用もあり、さっさと帰り支度を始める一同。しかし、一人の陪審員が「話し合おう」と皆を引き止めた。
被告は若く美しい女性で、夫を殺した罪に問われていた。話してみると、陪審員たちが全員、被告に同情し、心象で『無罪』と決めた事が明らかになった。改めて、事件の経緯について考察する陪審員たち。すると徐々に、『計画殺人による有罪』に傾く者が増えて行った。
『有罪』と『無罪』の間で意見がぐらつく陪審員たち。しかし、改めて検証をし直すと、被告の不利に見えた状況が、逆に無罪の証拠である事が見えて来た。更に、最初に「話し合い」を求めた陪審員が、自分の家庭内のいざこざを被告に投影し、逆恨みしていた事も明らかになった。
話し合いの末に、被告の無罪を確信する陪審員たち。全員が無罪評決で一致した。決を取り、意見書を提出した12人は、各々満足して帰途に就くのだった。
- 1人の女性のことを語る複数の人
- 一つの空間で繰り広げられるストーリー
こちらは犯人のことを考える陪審員たちということで、テーマはまったくの別物ですが一人の女性のことを複数の男性たちが語るという点は似ていますね。
「スオミの話をしよう」に原作はある?
「スオミの話をしよう」に原作はあるのか調べましたが、「スオミの話をしよう」の公式サイトに『完全オリジナル作品』とあったので原作はないと思われます。
まとめ
「スオミの話をしよう」に似ている作品があるかどうかを調査しました。